「63回目の終戦の日」街頭報告会

昨日、8月15日は63回目の終戦記念日でした。「平和の党」公明党の議員として、立党の意義を新たに胸に刻む思いで、各所で街頭報告会を行いました。
蟹江町議会の松本まさみ議員も応援に駆けつけてくださいました。


「行動する平和主義」堅持

終戦記念日にあたり、先の大戦で犠牲となられたすべての方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、今なお心に深い傷跡を残されているご遺族ならびに戦傷病者の皆さまに対し、心からお見舞いを申し上げます。

 8月15日は、戦争犠牲者の方々に祈りを捧げ、「不戦への誓い」を新たにする日です。1931年(昭和6年)9月の満州事変から1945年(昭和20年)8月の敗戦に至る先の大戦は、幾百万人もの日本国民とそれを上回る多数のアジア・太平洋諸国民の生命を奪いました。戦後63年、戦争体験の風化が言われる中で、私たちは、戦争の悲惨さ、残酷さを次世代に語り継ぐ努力を更に更に強めていかねばなりません。

 平和と人道の新世紀と期待された21世紀も既に7年余が経過しましたが、戦争や紛争は絶えることなく、核の脅威は「核拡散」という問題となって人類の生存を脅かしています。被爆国・日本は、核兵器の非人道性と残虐性を世界に訴え、核廃絶へ強いリーダーシップを発揮していくべきであります。公明党は、核兵器の使用はいかなる理由があっても許されぬ「絶対悪」との思想に基づき、断固たる決意で核廃絶をめざしてまいります。

 口で戦争反対を叫ぶだけでは平和は実現できません。大事なのは、平和創出のために何をなすか、どう行動するかであります。公明党は、憲法恒久平和主義をどこまでも堅持し、「行動する平和主義」に徹すること、すなわち世界中の人々がテロ、貧困、飢餓、紛争、感染症などの脅威から解放される「人間の安全保障」確立への貢献こそ、日本の進むべき道であると考えます。

 「人間の安全保障」を確かなものとするためには、NGO(非政府組織)との連携や国際平和に貢献する専門家の養成が急務であり、日本は国連の平和構築委員会と連携し、ソフトパワー重視の国際平和協力の拡充に努めていくべきです。また、地域紛争多発の要因である小型武器を規制する武器貿易条約の早期実現や、紛争終結後の復興を妨げる要因ともなるクラスター弾の禁止条約早期締結に積極的に取り組んでいくべきです。日本政府は当初、クラスター弾の全面禁止に消極的でしたが、わが党の強い要請により福田首相が全面禁止への同意を決断したことは高く評価されます。

 さらに、人々の心の中に平和の砦を築いていくことが何よりも重要であり、不信を信頼に変え、反目を理解に変える「文化交流」「青年交流」の拡大に力を注いでいくべきであります。

 公明党は44年前、大衆福祉の実現とともに、「地球民族主義に基づき戦争のない地球を実現する」ことを大目的に掲げて結成された政党です。63回目の終戦記念日にあたり、公明党は「平和の党」の果たすべき使命と責任を肝に銘じ、日本とアジア、ひいては世界の平和、人類の繁栄に貢献する日本の国づくりに全力を尽くしてまいります。

 2008年8月15日   公明党


蟹江町議会の松本議員です。いつも有り難うございます。