「定額給付金」詐欺防止へ連携 総務相と警察庁

政府・与党が支給を決めた「定額給付金」に便乗した振り込め詐欺を防ぐため、鳩山邦夫総務相佐藤勉国家公安委員長は21日意見交換し、国民への注意喚起などについて、総務省警察庁が連携して対応することを決めた。

 鳩山総務相は「給付金の範囲は全国で2兆円。なんとしてでも、振り込め詐欺のターゲットにならないようにしたい」と警察の協力を要請。佐藤委員長は「最大限の努力をする」とこたえ、都道府県警察でも自治体と連携して必要な対応をとるよう徹底するとした。

 給付金の支給方法などはまだ決まっていないが、既に支給手続きが始まっているとの誤解も多い。総務省はホームページで、同省や自治体が金融機関のATMの操作を指示することはないなどと注意を呼び掛けている。
(日経新聞:11月21日)