「定額給付金 物価高の離島は大歓迎」  沖縄・与那国町長 外間 守吉氏

日本最西端の島・沖縄県与那国町では、島内で生産される泡盛や豆腐などを除き、全品に輸送コストがかかり、物価高が深刻です。定額給付金を「バラマキ」と批判する野党やマスコミは、そんな庶民の生活が分かっていないと言わざるを得ません。

 今、求められるのは、この明るい話題を少しでも景気浮揚に結び付ける努力です。自治体は「事務作業が増える」と嘆くのではなく、消費を喚起し、詐欺等が起きないような対策を講じることにエネルギーを注ぐべきではないでしょうか。

 もちろん、小さな島なので島内での消費は限られます。そこで例えば、役場の全職員で伝統織物である「与那国花織り」の「かりゆしウエア」をそろえるのもどうかと考えています。高額なので手を出しにくかったと思いますが、伝統品を町内外にアピールできる、またとない機会です。

 町民でアイデアを出し合い、景気浮揚につなげたいと思います。
(公明新聞:11月28日)