定額給付金「生活支援に積極的な政策」 神戸市長 矢田 立郎氏

この度、政府与党において定額給付金の支給が決断されました。この給付金は、今の経済不況と物価高騰の中、国民の生活対策として活用しようという積極的な政策です。つまり、この給付金を受け取った人がその全額を消費することにより、経済の循環を促し、景気をよくしていくことになるのです。

そういう意味からも、全ての国民に給付されることが重要であり、そのためには対象者を、特にある一定の所得金額で切るということは、しなくてもいいのではないかと私は考えています。

なお、具体的に交付の事務を進めていく上で、その全てを市町村に任せるというより、本来的に国が打ち出した施策ですから、やはり統一した交付基準や交付方法を国が定め、必要な事務費や人件費を保証した上で、地方に委ねていただきたいと考えています。

大都市では、人口が多く転出入も頻繁で、短期間に交付するには相当のマンパワーが必要となりますが、神戸市民のために最大限の努力をしてまいります。
(公明新聞:12月6日)