見てわかる 高速料金の引き下げ

地方は上限1000円
3月下旬から順次開始

75兆円規模の経済対策の一つ「高速道路料金の引き下げ」が3月下旬から順次スタートします。

 割引対象は、自動料金収受システム(ETC)を搭載した普通自動車、軽自動車(自動二輪を含む)で、大都市圏を除く地方部の高速道路が土日祝は上限1000円(通常料金2000円までは5割引き)となります。平日は全車種、全時間帯で3割引き以上です。

 一方、大都市圏は近郊区間で3割引き以上となるほか、首都高速道路(日祝)と阪神高速道路(土日祝)は終日3割引きとなります。

 開始予定日は、20日に本州四国連絡道路と東京湾アクアラインで休日料金が上限1000円となるのをはじめ、地方部の高速道路(大都市圏をまたぐ場合は除く)は28日、首都高(29日)と阪神高速(28日)もそれぞれ始まります。そして、大都市圏をまたぐ走行についても地方部の料金が1000円のままとなる本格スタートは4月下旬予定です。

 ETCについては、高速道路交流推進財団が指定する取扱店で、2年以上の使用を前提とした分割購入などの条件を満たせば、購入助成が受けられます。期間は、12日から31日の予定です。(イラスト・平塚徳明)
(公明新聞:3月11日)

高速道路料金引下げについて


高速道路料金の引下げスケジュール

■3月20日開始
本四高速   土日祝日    5割引〜上限1000円
アクアライン 土日祝日    別途1回1000円

■3月28日開始
地方部   土日祝日           5割引〜上限1,000円
大都市近郊 土日祝日昼間(6〜22時)  3割引(一部の一般有料道路を含む)
阪神高速  土日祝日           500円
阪神東線500円、阪神西線350円 阪神南線350円)

■3月29日開始
首都高速  日祝日   500円
(東京線500円 神奈川線400円 埼玉線300円)

■3月30日開始(※全車種適用)
地方部   平日昼間(9〜17時)          3割引(100km利用分まで)
       平日夜間(20〜22時、4〜6時)    3割引
大都市近郊 平日夜間(20〜22時)       3割引

■4月下旬開始(調整中)
地方部 土休日 5割引〜上限1,000円 の首都高跨ぎ割引開始
地方部 土休日 5割引〜上限1,000円 の地方高速未接続区間の乗り継ぎ利用開始


※ETC搭載車の普通車・軽自動車・二輪車が対象で、深夜割引や通勤割引などの従来の割引制度はそのまま継続されます。