菅首相は逃げずに論戦を

管内閣が発足した。「脱小沢」とか「反小沢」とか関係ない。きちっと国民の目線で政権運営が出来るかどうかが問題だ。各誌の世論調査では高い数値が出てはいるが、これはあくまでも「期待」であって「評価」ではない。新内閣が引き継いだ問題、政治とカネ、普天間基地問題、口蹄疫問題、郵政問題等々、山積みのまんまだ。個人的に入閣した新大臣のニヤニヤ顔を見ていると本当に大丈夫なのか?と思う。私が日々お会いする方々、もちろん「公明は支援しない」と言う方もおられる。そういった方々も含めて皆、冷静に見ておられる。むしろ、「子どもの頃はこんな人だった」見たいな報道に「浮かれた報道よりも、目の前の問題にどう取り組むのか?そこが聞きたい」と仰っている。全く同感だ。

新味ない“ミニ鳩山内閣

公明党山口那津男代表は8日午後、国会内で記者団の質問に答え、同日発足した菅新内閣の受け止めや終盤国会への対応などについて大要、次のような見解を述べた。

一、17人の閣僚のうち、新入閣したのはわずか5人しかいない。そういう点では新しみがない。「ミニ鳩山内閣」と言わざるを得ない。“脱小沢色”を思いっきり演出して、表面を飾ったにすぎない。

一、(新政権が抱えている問題について)例えば、鳩山政権が遂行、実現できなかった「政治とカネ」の問題は何の決着もついていない。普天間の問題も沖縄の気持ちを裏切った。この事実だけが残っている。こうした課題にどう答えるのか。菅直人首相は逃げないで、衆参の予算委員会をしっかり開いて、堂々と議論すべきだ。

一、(菅新首相と国民新党亀井静香代表が党首会談で「郵政見直し法案」について今国会成立を期すことを確認したが)まだ強行採決をやろうとしているのか。(改革)逆行は明らかであり、廃案にして議論をし直すべきだ。いくら参院で時間をかけて議論したところで、(国会の会期を)延長した範囲内で到底議論しきれない。

一、(16日までの会期内で)優先すべきは予算委員会の集中審議だ。ここで堂々と全体的な見識を述べて、各党に議論の機会を設けることが最優先だ。

一、(仙谷由人官房長官内閣法制局長官の国会答弁を原則禁止する方針の継続を表明したことについて)これまでの国会論議で法制局長官の憲法論は欠かすことのできない重要な要素だった。それに取って代わるほど政治家の答弁能力はないわけだから、しっかりと法制局長官の答弁の機会を野党に堂々と与えるべきだ。
(公明新聞:6月9日)

さて、明日はいよいよ弥富市初の議会中継が始まります。私も何を訴えていくのか、入念にチェックして万全で望んでまいります。登壇は6番目ですので、3時前後ではないでしょうか。夜には再放送があります。見られた方、ご遠慮なくご意見などお聞かせください。
正直申し上げて・・・緊張しております(汗!!!)