第2回 「こころの健康セミナー」を開催します!

来る4月21日、日曜日、午後1時30分より、弥富市総合社会教育センター3階の視聴覚教室におきまして、講師に「NPO法人きぼうのにじ」の中村理事長をお迎えして、弥富市では2回目となります「こころの健康セミナー」を開催いたします。
ご予約、お申し込み等は一切不要です。お時間の許される方は、どうぞお気軽にご参加下さい!!

【自殺の最大の原因は「うつ」などの精神疾患によるものです】
警察庁が先月集計した2012年の全国の自殺者数は、2万7766人で15年ぶりに3万人を下回ったものの、交通事故死者数4411人の6・3倍であり、依然、高い水準であります。
これは、1日あたり80人近くが自殺している計算になります。約18分に1人、日本のどこかで、誰かが命を絶っていることになり、毎年、一つの市町村が消えていっている計算になります。
また、消防庁の統計によりますと、自殺未遂となった、自損行為による救急自動車出動数は、平成19年以降、連続して7万件を超えており、実数に現れない自殺未遂者は死亡者数の10倍とも言われております。
情報化の進む現代、便利になった反面、孤立化が進み、人間関係の希薄化の進展が危惧されております。
複雑な社会環境で、困難に陥り、誰にも相談できず、悶々と日々を過ごす中で、10代の子供からお年寄りまでが、「もう死ぬしかない」と、自ら命を絶ってしまう。
この悲劇を止める事は出来ないのでしょうか。
自殺は「防ぐことができる死」です。

うつ病とは?】
自殺既遂者に対する調査からは、うつ病等の気分障害が自殺の要因として、特に重要であることが明らかになっており、厚生労働省における自殺対策においても、その中核となっているのはうつ病対策です。
最大の原因とされる「うつ病」とはどういう病気なのか?知る事が大変重要です。
うつ病とは「脳」の病気であり、心に症状がでる病気です。そして、誰もがなりうる病気であり、適切な治療を受ければ必ず治る病気です。
弥富市では日程は未定ですが、新年度以降、「ゲートキーパー要請講座」を数回予定しております。
ゲートキーパーとは、、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る人のことです。ゲートキーパーは決して特別な存在ではありません。相手を支える気持ちが重要なのです。
悩む人の声に耳を傾け、必要な支援につなげる・・・。
こころの健康と「気付きの大切さ」を常に意識していくために今回、セミナーを企画いたしました。

皆さんのまわりに、最近元気のない、眠れていない、落ち込んでいるような方はおられませんか?
ご家庭や地域、職場、学校で、そのような方を見かけられましたら、「最近はどう?」と、やさしく声をかけてあげて下さい。
決して自分本位や主観的に励ますのではなく、相手の話に、心と耳を傾け、そっと話を聞いてあげてください。今回のセミナーでは、そのような内容を詳しく解説してまいります。
ご予約やお申し込みは一切不要です。お時間の許される方は是非、ご参加下さい!

NPO法人きぼうのにじ」は「うつ」になっている人を見つけ出す、なりかけている人を早く見つける、そして治療につなげる。治療(社会的寛解)に向けて大切な精神疾患への偏見を解き、周知を広めていく事を目的として活動されています。