弥富市議会、改選迫る!

弥富市議会、改選告示まで一月を切りました。
各議員の議員活動も活発になっています。

日々の「語る会」では様々なご意見をお聞きします。
改選が迫る中「選挙あるの?」「興味ない」「誰がなっても変わらん」などの関心の薄いご意見、また「高い報酬の割には何やっとるのかわからん」など厳しいものもあります。

そんな中、では市議候補をどう判別するかお聞きをしました。
現職候補なら、これまで何をしてきたか、どういう問題意識を持って、どう取組み、結果はどうなのか?これから何を提起しどう取組んでいくのか…この辺が明快になってる事。新人候補にしても美辞麗句を並べるのではなく、具体的な目標を掲げていることが大事…など。当然ですね。

他には、パフォーマンスでなく、どれだけ顔が見えるか。スピーディーか。それでいて声がかけやすいか…など。
公務において責務を果たすのは当然として、誠実さ、謙虚さと親しみやすさ…なんですね。

議員の窓口と言っても電話やFAX、ネットなんてのは極一部。何か意見や要望、相談などがあった時、人伝でも何でも自然にその人に繋がるような存在にならなければ…と思います。

あと、厚顔無恥な「議員センセイ」的な臭いがプンプンして、何か勘違いしているのはもうNG。人情に訴えてくるのも、もうウンザリだとの意見も多いです。

議員の資質、なんてマスコミ報道などでよく取り上げられますが、私の尊敬する先輩が「議員は普通の人が行なう普通の仕事」と言われておりました。
正にその通りだと思います。
「普通」とは、常識的であり、嬉しい事は嬉しい、悲しい事は悲しい、悪い事は悪い、正しい事は正しいと「普通」に感じれて、行動できる人です。
代表する人ですから自覚は持たないといけませんが、「普通」に責任感があれば、知識も「普通」に勉強すれば身につきます。

地位やプライドばかり気にして、気負ってる人って、普通じゃないですもんね。

その上で大切な事は、議員の仕事とは、議員の役目とは、を知った上で、課題を共有し、多様に意見が分かれてもbetter、bestを目指し、互いに議論、協議が出来ることだと思います。

我が党の立党精神には「大衆とともに…」とあります。常に空気のように、あって当たり前、無くては困る存在、何かあった時に「あの人へ…」そういう議員であることが、あろうとする事が、ご支援をいただく最低条件ではないでしょうか。

8年前、絶大なご支援をいただき、初当選させていただきました。

一日も早く、期待に沿える議員に、負託に応えうる議員にと思うなか、何から手を付ければ良いのか正直わかりませんでした。日々いただくご相談やご意見に対応しながら模索するしかありません。

もちろん立候補を決意した時から「議会とは」「議員とは」に関しましては、様々な書籍や現職の方のHPで、ある程度の知識は得ることが出来ました。

普通、一般に就職をしたならば、新入社員で通用するのは3ヶ月。新人で通用するのは長くて1年です。
でも議員は初月から満額の報酬を受けとるわけですから、そんな訳にはいきません。焦る気持ちを抑え、日々頑張るしかありません。今も同じ思いです。

市民の方々よりいただくご相談やご意見は、政治に関係する事ばかりではありません。離婚問題、人間関係、就職、病気、ペット、事業展開…など、生活に直結した、また人間社会と取り巻く環境に関わる全てに渡ります。これは多くの議員も同じではないでしょうか。

高齢化社会の進展、伸び悩む出生率、歯止めの効かない人口減少…。増え続ける社会保障費、様々な生活インフラの維持整備と行財政の原資であり国、地方の財源である税収とのバランスの崩れ・・・。市の防災対策もハード、ソフトとも十分ではありません。

諸課題をしっかり認識しつつ、解決改善に向け、また行政運営が慢性化、惰性化しないよう、議員というのは、監視をしつつ時にはカンフル的な役割も果たさなければなりません。

日々、活動する中、議員の使命は益々重要だと感じています。
しかし、議会改革の名の下に「ちょっと違うんじゃないか」「逆行してるんじゃないか」と思える事が多々あります。
何をおいても、第一に市民生活に直結して、市民のための議会改革でなければ意味がありません。

議員を選ぶというのは、自分に代わって事を為す代表者であり、代弁者を選ぶということです。またこれは選ぶ権利であり、責任だと思います。
立候補者にはその決意と覚悟があるか、厳正に見極めていただきたいと思います。

かと言って、今の選挙制度は本当にそういう人を選出する制度になってるんでしょうか…と考えてみたりしますが…。

いずれにしても、来月には改選をむかえます。
弥富市の未来を左右する本因でもあります。
市民の皆さんには棄権などせず、厳正に見極めて選挙権を行使していただきたいです。