高齢者運転支援検討委立ち上げへ

最近、高齢者の方の運転事故が増えています。高齢ドライバーの事故件数は10年前の2.5倍で増加の一途をたどっています。昨年、高齢者(70歳以上)が加害者となった交通事故件数は5万9921件ありました。
高齢ドライバーの方には免許更新時の高齢者講習が義務付けられています。
1997年の道交法改正により、75歳以上に義務化され、その後の法改正で、2002年6月からは70歳以上に拡大されています。この講習の目的は、加齢に伴う身体機能の低下と、運転への影響を自覚してもらうとともに、個々の運転適性に応じて指導してもらうことにあります。
ドライバーとしての安全義務は年齢は関係ありません。ハンドルを握る以上は安全を最重要視するのが当然です。若者は過信せず、加齢するにつれ、身体能力を謙虚に見つめなおすことが大事だと思います。しかし、高齢者の方が車に乗れなくなったら生活に不自由をきたすのも現実です。都心なら交通網も整備されまだ便利ですが、地方になるとそうは行きません。弥富市ではそういった観点も視野に入れ、巡回福祉バスが見直されようとしています。
上記のこともそうですが、私が本当に危惧するのは現在の交通モラルの低下です。これにつてはまた後日書きたいと思います。