首相は国民の声を代弁 民主は問い掛けに答えよ・・・太田代表

公明党太田昭宏代表は29日午後、麻生太郎首相の所信表明演説を受け、国会内で記者団の質問に答える形で、大要、次のような感想を述べた。

 一、(首相の所信表明演説について)従来の所信表明とは全く違う、国民に基本的姿勢を自らの言葉で示し、そして民主党に問い掛けた。また、景気対策への姿勢やこの国に対する責任、意欲を明確に示した。非常に前向きな演説だった。(特に冒頭は)日本の底力が大事だということと、首相としての責務、重さを表現された。

 具体的な政策課題については、代表質問の中で、もう少しきめ細かな緊急対策、これからの日本の方向性、安全・安心の社会保障など、さまざまな角度で質問し、首相から答弁をいただく。

 一、(民主党に問い掛けたことについて)「ねじれ国会」の中で、われわれも大変な国会運営だったが、国民にも、きちっと結果を出して話し合いの中でやらないと大変だという気持ちがあったと思う。国民の声を代弁し、(政府・与党の)気持ちを率直に出した問い掛けだ。(民主党には)きちんとした答えが必要だし、求められていると思う。
(公明新聞:9月30日)