「プレミアム付き商品券発行へ」 千葉・流山市

1万円で1万1500円分のお買い物

定額給付金で地域を元気に!――。

 
千葉県流山市は新年度、市商工会と連携し、1億円規模の15%プレミアム付き商品券を発行する。
 これは、政府・与党による総額75兆円規模の景気対策の一つとして期待される定額給付金を地域経済の活性化に結び付けることが狙いで、市議会公明党が実現を求めてきたもの。

 実施方法など詳細は現在検討中だが、例えば現金1万円で購入した商品券で、1万1500円分の買い物ができるような仕組みを想定。商品券は、市内の小売店や飲食店など全店舗で利用できるようにする。

 6月に発行し、使用期間は6カ月間を予定。市は、15%の特典分と必要な事務費などを含めた約2000万円を新年度予算に計上する方針だ。
 井崎義治市長は、国が進める定額給付金について、「“効果がない”との批判もあるが、厳しい経済環境が市民生活を取り巻く中にあって、生活を支援し、景気を下支えする有効な方策だと思う」と評価。このため、速やかな実施を望む一方、「少しでも早く確実に市民の手元に届けられるよう万全を尽くしたい」と話す。

 また、今回の商品券発行を決めた経緯について、「市全体で24億円規模の定額給付金が地域で消費に回れば、大きな経済効果が生まれる。中小企業の支援を含め、定額給付金を活用した市独自の取り組みを求める市議会公明党の要請を受け、市としても消費に結び付ける努力が必要と判断した」と説明。

 その上で、地域経済が潤い、元気と活力を取り戻す確かな起爆剤となるように、「店舗側とも協力して、さらに消費を促す工夫や知恵を出し合い、波及効果を最大限に引き出したい」としている。
(公明新聞:1月24日)