超お得 20%割増商品券 スーパープレミアム

1万円で1万2000円分使えます
5億円規模 商店街活性化へ
定額給付金と合わせて実施
鳥取市

鳥取市は22日、緊急地域経済対策協議会を開き、定額給付金の支給に合わせて「スーパープレミアム商品券(仮称)」を発行する方針を固めた。発行額は5億円で、20%のプレミアム(割増)付きとする方向で準備が進められている。

 市によると、商品券は、国の第2次補正予算案に盛り込まれた定額給付金の実施に合わせて発行する。商品券は、1万円で1万2000円分の商品券が購入でき、2割もお得。市と商店街が上乗せ分を負担することで消費者に商品券を購入してもらい、「消費拡大、商店街振興などをめざす」(市当局)考えだ。

 商品券の有効期限は6カ月間で、商店街連合会や商工会に加盟する市内の商店や飲食店などが利用対象。

 定額給付金については、竹内功市長は13日付の公明新聞に「地域の商店街での活用を積極的に呼び掛けることにより、地域経済の活性化にも大きな効果をもたらします」「定額給付金の一日も早い実現を望みます」との声を寄せるなど積極的で、商工関係者の間にも定額給付金を商店街の活性化につなげようとの機運が高まっていた。

 鳥取県内では、非正規労働者雇用契約を打ち切られたり、打ち切られる見通しの雇い止めが昨年10月以降、約1200人を超えた(県調査)。鳥取市でも、県内最大企業の三洋電機コンシューマエレクトロニクスが一部製造部門の派遣社員を半減するなど、地域全体が景気後退による雇用不安、消費の落ち込みにあえいでいる中での実施だけに、注目されている。
(公明新聞:1月26日)