定額給付金情報 和歌山県町村会 早期給付を要望

北山村では66%が賛同署名、太田代表ら対応

定額給付金の早期実施を――。和歌山県町村会の奥田貢会長(北山村長)が5日、麻生太郎首相や公明党太田昭宏代表、総務省に対し、要望書を手渡した。総務省によると、自治体から早期実施を求める要望を受けるのは初めてという。

 公明党に対する要望の中で、奥田会長は、「超高齢化と過疎化で苦しむ地方にあって、定額給付金は危機的状況を救済する重要な施策だ」と強調。町村会の総意として、定額給付金の関連法案の一日も早い成立と、早期給付を求めた。

 また奥田会長は「北山村では全人口509人のうち、66%に上る337人が早期実施を求めている。住民の思いは強い」として、全村会議員が集めた署名簿も手渡した。

 これに対し太田代表は、「具体的に声を挙げてもらったことはありがたい」と謝意を表明。危機的な経済状況を克服するため、減税や公共事業などあらゆる手を打っていくと強調した。
(公明新聞:2月6日)