新型インフル 初の国内感染

万全の体制整備に全力
太田代表ら党対策本部
対応策で緊急協議

公明党は16日、東京都新宿区の党本部で新型インフルエンザ対策本部(本部長=坂口力副代表)の緊急会合を開き、国内初の新型インフルエンザ患者が確認されたことを受けた対応策などを協議した。会合には太田昭宏代表、北側一雄幹事長、山口那津男政務調査会長、坂口本部長、西田実仁参院議員が参加した。

 この中で坂口本部長は、(1)感染が確認された男子が通う高校の休校等が既に決定(2)同高校で体調不良を訴えている生徒が13人(午後3時現在)いる(3)公衆衛生的な対応は専門家が現地で実施――などの現状を報告。また、党兵庫県本部が同日、新型インフルエンザ対策本部(総合本部長=赤松正雄県代表、衆院議員)を設置したことを確認した。

 党の同対策本部は今回の新型インフルエンザで人への感染確認を受け、成田空港検疫所の視察(4月30日)や、国・自治体の連携強化などを含めた感染防止策などを政府へ要請(5月1日)してきた。

 会合終了後、太田代表は記者団に対し、「(国内での感染拡大防止に向けて引き続き)安心と安全の両面にわたる体制整備に全力を挙げたい」と述べた。

(公明新聞:5月17日)