経済対策は政治主導

“官僚任せ”批判に反論
“偽装された寄付”の西松違法献金
民主の自浄能力が問われる
党首討論受け北側幹事長

公明党北側一雄幹事長は27日午後、国会内で記者会見し、麻生太郎首相と鳩山由紀夫民主党代表による党首討論などについて見解を述べた。

 北側幹事長は党首討論について、「鳩山代表は抽象論が多い。議論をかみ合わせるためには、具体的で国家の基本にかかわる政策・政治課題について、違いが分かるように議論してもらいたい」と指摘。

 また、民主党小沢一郎代表代行の公設秘書が逮捕・起訴された西松建設の違法献金事件について「相変わらず説明がされていない。避けている印象を持った」と指摘。その上で「西松問題は(小沢氏)本人はもちろんだが、党としての自浄能力、ガバナンス(統治)が一番問われている。政権政党は何か起こった時の対応が大事であり、その意味では、きょうも説明は十分ではなかった」と批判した。

 鳩山氏が3年後に企業・団体献金を禁止する法案を提出する考えを示したことについては、「(西松事件の)起訴事実は偽装された寄付ということだ」と指摘し、「それでは西松問題の答えにはならない。違う問題に置き換えているだけだ」との考えを示した。

 さらに鳩山氏が今年度補正予算案を“官僚主導”と批判したことに対して、「自公間で経済対策を何度も議論して取りまとめた。そもそも追加的な経済対策を打たないといけないとの判断を政治家がしている」と反論し、補正予算案は政治主導で編成されたと力説した。

 一方、今国会の会期延長については「補正予算と関連法案、重要法案を今国会で成立させるのは与党の責任だ。この懸案をすべて(会期内に)処理するのは事実上困難であり、会期の延長を検討しなければならない」と強調した。

 厚生労働省の分割・再編に関しては、「いかに国民へのサービスを充実させるか、よりきめ細やかな対策が取れるかという観点から判断すべきだ」との認識を表明し、引き続き党内議論を十分に行う考えを示した。
(公明新聞:5月28日)


「党首討論」衆議院TV

まあ野次がすごかった。とても国民の代表たる国会議員の振る舞いとは思えない。テレビ中継されていることも当然知っていただろうと思う。その上であの行動は常軌を逸脱している。観ていて腹立たしく思ったのは私だけではないだろう。