「弥富市の防災を考える・被害者ゼロを目指して①」

これは「ほりおか敏喜通信」Vol,13から連載している記事ですが「ブログにも残しておいたら?」とのご提案をいただきましたので、早速にアップします。
ついでに当ブログもカテゴリー分けをします。見やすいように順次改良してまいります。


さて、今号より防災についてのレポートを綴ってまいりたいと思います。
これまでも幾度となく市民の皆様からご意見をいただいたり、様々な視点から課題を見つけては議会で取上げ、質問も行ってまいりました。しかしまだまだ「備えあれば憂いなし」には至っておりません。このレポートでは私の所感が中心にはなりますが、皆様からのご感想やご意見などいただきながら、一緒に考えてまいりたいと思います。

「天災は忘れた頃に来る」とは有名な寺田寅彦氏の警句です。
皆さんは「災害」と聞いて何を連想されるでしょうか。地震や風水害、集中豪雨などの自然災害でしょうか。それとも事故や火災などの日常災害でしょうか。実は災害という定義で分類されるものは多数あります。しかし、ここでは一般に知られる自然災害に対して「いかに備えるか」を考えてまいりたいと思います。
「防災」への取組みで大切なのは「自助・共助・公助」の連携と言われます。事前の取組みで、これが充分に機能してこそ、結果「減災」「早期復興」に繋げていく事が出来ます。
前述で上げました「事故や火災」、これは人為的災害ではありますが、例えて言いますと、交通事故。ドライバーの皆さんは交通ルールを守り、事故を起こさないよう気をつけるでしょう(自助)。また交通社会ではお互いルールを守り、思いやりや譲り合いといったマナーを心がけ、交通モラルの向上を意識されているのではないでしょうか(共助)。
火災で言いますと、個人では火事を起こさないよう火の元に気を配り、その扱いには慎重になります(自助)。またそこには、近隣に迷惑をかけてはいけないと、もしもの対策も考えておられるのではないでしょうか(共助)。
このように、日常生活の中で常に意識をしていくことで防ぐことが出来るのだと思います。
自然災害においても、事前防災の取り組みは、日常の生活、文化にまで染み渡らせ、当たり前になってこそ結果「減災」に結び付けていくことが出来ます。
私たちは火事の怖さや交通事故の悲惨さを良く知っています。自然災害においても同じです。その「怖さ」を正しく、可能な限り深く知る事から「いかに備えるか」を考えていきたいと思います。今回はここまでです。次回をお楽しみに。